本文へ移動

これからのお金

資格を取っても意味がないと感じたら、資格名ではなく「できること」を1枚に集める

約7分で読めます

資格証だけでなく、実務で作った成果物や改善の記録を一枚にまとめた机

資格を取っても仕事が変わらないと感じるときに、資格を「作ったもの・できること・変わったこと」と組み合わせて1枚にまとめ、求人での扱いを確かめる方法です。

※本記事にはプロモーションが含まれます。

資格を取ったのに仕事で何も変わらない、と感じることがあります。その場合、資格に意味がないとは限りません。資格名のままでは、何ができる人なのかが相手に伝わっていないのかもしれません。仕事でまだ使っていないのかもしれません。その職種では、もともと資格が重く見られていないのかもしれません。

どれなのかは、2つの作業で見分けられます。直近の仕事を4つの欄で書くことと、同じ職種の求人を3〜5件読むことです。

読み終えると、変わらない原因が3つのどれなのかを見分け、書いた行を面談に出すのか、資格を使える仕事を探すのか、学ぶものを選び直すのかを決められます。お金の面で元が取れるかどうかは別の話なので、この記事では扱いません。

この記事で渡すもの

  • 資格を「できること」に変える1枚の書き方
  • 材料の探し方
  • 求人で資格がどう扱われているかの確かめ方
  • 変わらない原因を3つに分ける表と、選んだ先で今日やること
資格証と実際に作った成果を一枚の資料にまとめる手元

資格名だけでは伝わりにくい理由

資格は、一定の知識があることを示します。しかし、読む側が知りたいのは、その知識で何ができるのか、実際に何をしたのかです。資格名だけが並んでいると、そこを相手が想像で補うことになります。

また、資格の価値は職種によって大きく違います。法律上その資格がないとできない仕事もあれば、資格より実務の経験が重く見られる仕事もあります。自分の資格がどちらに近いかによって、見せ方が変わります。

資格を「できること」に変える4つの欄

1件につき、次の4つを1行にまとめます。資格名から書き始めず、やったことから書きます。書いた行を1枚に集めると、資格名だけでは伝わらない「できること」を示せる形になります。

欄 書くこと 記入例(架空)
作ったもの・やったこと 人に渡した形、担当した作業 月次の集計表を作り直した
できるようになったこと 以前はできなかったこと 関数を使って集計を自動にできるようになった
仕事で変わったこと 時間、ミス、相手の反応など 作成時間が約90分から約35分になった
関係する資格・学習 使った知識の出どころ 表計算の資格(取得年)

材料は、記憶だけに頼ると出てきにくいものです。送信済みのメール、作成したファイルの一覧、会議の記録、予定表など、日付の入ったものをさかのぼると見つかります。

数字は、確かめられるものだけを書きます。前と後の両方が分からない場合は、「短くなった」のように事実の範囲で書き、数字を作りません。

行の数は、多くても10行ほどにとどめます。資格と結びつく行が1つもない場合、その資格はまだ仕事で使われていません。この点は、後の章で原因を分けるときに使います。

求人の側で、資格がどう扱われているかを確かめる

自分の資格が外でどう扱われているかは、求人を読むと分かります。同じ職種の求人を3〜5件開き、次のどれに当たるかを確かめます。

求人での扱い 意味 見せ方
必須条件に書かれている その資格がないと応募できない 資格名を先に示す
歓迎条件に書かれている あれば評価されるが、決め手は別にある できることを先に、資格は補足として示す
どこにも書かれていない その職種では重く見られていない可能性 できることだけを示す。資格は一覧に載せる

3つ目に当たった場合でも、学んだ知識が無駄になるわけではありません。ただ、その職種で伝わりやすいのは、資格名より実際にやったことのほうだと分かります。

求人のどこにも書かれていなかった人は、次に学ぶものを求人3〜5件の応募条件から決める方法で選び直してください。応募条件を4つに分け、共通して必須で、自分にまだないものを1つ選びます。

原因を3つに分けて、道を選ぶ

4つの欄と求人の結果を並べると、原因は次の3つに分かれます。この分け方は、この記事での整理です。

4つの欄 求人での扱い 原因 選ぶ道
資格と結びつく行が書けた 必須か歓迎 見せ方が足りない 今の職場で、書いた行を面談に出す
資格と結びつく行が1つもない 必須か歓迎 仕事で使っていない その資格を使う仕事を探す
行はあるが、資格と結びつかない どこにも書かれていない その職種で求められていない 学ぶものを、求人の必須条件から選び直す

求人のどこにも書かれていなかった人は、4つの欄の結果にかかわらず、3つ目に当たります。

行がほとんど書けなかった人は、原因を分ける前の段階です。今日から、作ったものをその日のうちに1行メモしてください。

選んだ先で、今日やること

見せ方が足りない場合(今の職場で面談に出す)

今の職場で面談に出す人は、書いた行から1つ選び、「何をして、何が変わったか」を一文にします。次に上司と話せる日を、予定表で確かめます。

仕事で使っていない場合(資格を使う仕事を探す)

資格を使う仕事を探す人は、その資格が必須になっている求人を1件開き、仕事の内容の欄を読みます。

その職種で求められていない場合(学ぶものを選び直す)

学ぶものを選び直す人は、同じ職種の求人を3〜5件開き、必須条件を書き写して、自分にないものに印を付けます。

印を付けた中に資格の名前があり、その中身を確かめたい人は、試験の案内で出題の範囲を見ます。講座を使う方法もあります。下の広告は、スマートフォンやパソコンで学ぶ形の、有料の資格講座です。学ぶものを決めることと、講座に申し込むことは別です。申し込むかどうかは、案内ページで講座の内容と費用を見てから決められます。

  • 向く人:目指す職種の求人で必須または歓迎とされている資格が見つかり、その内容を確かめたい人
  • 向かない人:いま持っている資格を生かすことが先の人は、上の4つの欄を書くところから進めてください。学ぶものがまだ決まっていない人は、先に求人の必須条件を確かめてください
  • 申込み後に起きること:申込みの流れ、支払いの時期と方法、受講できる期限、解約や返金の決まりは、講座ごとに違います。申し込む前に、案内ページで確かめてください。
  • 使わない場合:試験を行う団体の案内で出題の範囲を見て、それに沿った書籍で進められます

広告|オンラインの資格講座

資格講座の内容と費用を見る

広告です。受講は有料です。ボタンを押すと、広告主の講座の案内ページに移ります。ページを見るだけでは申込みになりません。

どの道でも、最初にやること

どの道を選ぶ人も、最初にやることは同じです。日付の入った記録を1つ開き、直近で作ったもの・担当したことを1件だけ、4つの欄で書きます。数字は、確かめられるものだけを書いてください。

「できること」の1枚ができたあと、次に何を目標にするか決められないなら、『勉強の目標の立て方。2か月で、学びを仕事1つに使ってみる』で、学んだことを仕事1つに使う目標を1文で書けます。

よくある質問

資格に意味がないなら、もう取らないほうがいいですか

意味があるかどうかは、職種と使い方によります。次に取る前に、目指す職種の求人でその資格が必須か歓迎かを確かめてください。

作ったものが思い出せません

記憶ではなく、日付の入った記録から探してください。送ったファイルや会議の記録をさかのぼると、担当した作業が見つかります。

この記事の前提

  • 1枚にまとめる4つの欄と、求人での扱いの3分類、原因の3つの分け方は、CareerPivotが整理した方法です。記入例は架空のものです。