※本記事にはプロモーションが含まれます。
資格を取ったのに仕事で何も変わらない、と感じることがあります。その場合、資格に意味がないとは限りません。資格名のままでは、何ができる人なのかが相手に伝わっていないのかもしれません。仕事でまだ使っていないのかもしれません。その職種では、もともと資格が重く見られていないのかもしれません。
どれなのかは、2つの作業で見分けられます。直近の仕事を4つの欄で書くことと、同じ職種の求人を3〜5件読むことです。
読み終えると、変わらない原因が3つのどれなのかを見分け、書いた行を面談に出すのか、資格を使える仕事を探すのか、学ぶものを選び直すのかを決められます。お金の面で元が取れるかどうかは別の話なので、この記事では扱いません。
この記事で渡すもの
- 資格を「できること」に変える1枚の書き方
- 材料の探し方
- 求人で資格がどう扱われているかの確かめ方
- 変わらない原因を3つに分ける表と、選んだ先で今日やること

資格名だけでは伝わりにくい理由
資格は、一定の知識があることを示します。しかし、読む側が知りたいのは、その知識で何ができるのか、実際に何をしたのかです。資格名だけが並んでいると、そこを相手が想像で補うことになります。
また、資格の価値は職種によって大きく違います。法律上その資格がないとできない仕事もあれば、資格より実務の経験が重く見られる仕事もあります。自分の資格がどちらに近いかによって、見せ方が変わります。
資格を「できること」に変える4つの欄
1件につき、次の4つを1行にまとめます。資格名から書き始めず、やったことから書きます。書いた行を1枚に集めると、資格名だけでは伝わらない「できること」を示せる形になります。
| 欄 | 書くこと | 記入例(架空) |
|---|---|---|
| 作ったもの・やったこと | 人に渡した形、担当した作業 | 月次の集計表を作り直した |
| できるようになったこと | 以前はできなかったこと | 関数を使って集計を自動にできるようになった |
| 仕事で変わったこと | 時間、ミス、相手の反応など | 作成時間が約90分から約35分になった |
| 関係する資格・学習 | 使った知識の出どころ | 表計算の資格(取得年) |
材料は、記憶だけに頼ると出てきにくいものです。送信済みのメール、作成したファイルの一覧、会議の記録、予定表など、日付の入ったものをさかのぼると見つかります。
数字は、確かめられるものだけを書きます。前と後の両方が分からない場合は、「短くなった」のように事実の範囲で書き、数字を作りません。
行の数は、多くても10行ほどにとどめます。資格と結びつく行が1つもない場合、その資格はまだ仕事で使われていません。この点は、後の章で原因を分けるときに使います。
求人の側で、資格がどう扱われているかを確かめる
自分の資格が外でどう扱われているかは、求人を読むと分かります。同じ職種の求人を3〜5件開き、次のどれに当たるかを確かめます。
| 求人での扱い | 意味 | 見せ方 |
|---|---|---|
| 必須条件に書かれている | その資格がないと応募できない | 資格名を先に示す |
| 歓迎条件に書かれている | あれば評価されるが、決め手は別にある | できることを先に、資格は補足として示す |
| どこにも書かれていない | その職種では重く見られていない可能性 | できることだけを示す。資格は一覧に載せる |
3つ目に当たった場合でも、学んだ知識が無駄になるわけではありません。ただ、その職種で伝わりやすいのは、資格名より実際にやったことのほうだと分かります。
求人のどこにも書かれていなかった人は、次に学ぶものを求人3〜5件の応募条件から決める方法で選び直してください。応募条件を4つに分け、共通して必須で、自分にまだないものを1つ選びます。
原因を3つに分けて、道を選ぶ
4つの欄と求人の結果を並べると、原因は次の3つに分かれます。この分け方は、この記事での整理です。
| 4つの欄 | 求人での扱い | 原因 | 選ぶ道 |
|---|---|---|---|
| 資格と結びつく行が書けた | 必須か歓迎 | 見せ方が足りない | 今の職場で、書いた行を面談に出す |
| 資格と結びつく行が1つもない | 必須か歓迎 | 仕事で使っていない | その資格を使う仕事を探す |
| 行はあるが、資格と結びつかない | どこにも書かれていない | その職種で求められていない | 学ぶものを、求人の必須条件から選び直す |
求人のどこにも書かれていなかった人は、4つの欄の結果にかかわらず、3つ目に当たります。
行がほとんど書けなかった人は、原因を分ける前の段階です。今日から、作ったものをその日のうちに1行メモしてください。
選んだ先で、今日やること
見せ方が足りない場合(今の職場で面談に出す)
今の職場で面談に出す人は、書いた行から1つ選び、「何をして、何が変わったか」を一文にします。次に上司と話せる日を、予定表で確かめます。
仕事で使っていない場合(資格を使う仕事を探す)
資格を使う仕事を探す人は、その資格が必須になっている求人を1件開き、仕事の内容の欄を読みます。
その職種で求められていない場合(学ぶものを選び直す)
学ぶものを選び直す人は、同じ職種の求人を3〜5件開き、必須条件を書き写して、自分にないものに印を付けます。
印を付けた中に資格の名前があり、その中身を確かめたい人は、試験の案内で出題の範囲を見ます。講座を使う方法もあります。下の広告は、スマートフォンやパソコンで学ぶ形の、有料の資格講座です。学ぶものを決めることと、講座に申し込むことは別です。申し込むかどうかは、案内ページで講座の内容と費用を見てから決められます。
- 向く人:目指す職種の求人で必須または歓迎とされている資格が見つかり、その内容を確かめたい人
- 向かない人:いま持っている資格を生かすことが先の人は、上の4つの欄を書くところから進めてください。学ぶものがまだ決まっていない人は、先に求人の必須条件を確かめてください
- 申込み後に起きること:申込みの流れ、支払いの時期と方法、受講できる期限、解約や返金の決まりは、講座ごとに違います。申し込む前に、案内ページで確かめてください。
- 使わない場合:試験を行う団体の案内で出題の範囲を見て、それに沿った書籍で進められます
どの道でも、最初にやること
どの道を選ぶ人も、最初にやることは同じです。日付の入った記録を1つ開き、直近で作ったもの・担当したことを1件だけ、4つの欄で書きます。数字は、確かめられるものだけを書いてください。
「できること」の1枚ができたあと、次に何を目標にするか決められないなら、『勉強の目標の立て方。2か月で、学びを仕事1つに使ってみる』で、学んだことを仕事1つに使う目標を1文で書けます。
よくある質問
資格に意味がないなら、もう取らないほうがいいですか
意味があるかどうかは、職種と使い方によります。次に取る前に、目指す職種の求人でその資格が必須か歓迎かを確かめてください。
作ったものが思い出せません
記憶ではなく、日付の入った記録から探してください。送ったファイルや会議の記録をさかのぼると、担当した作業が見つかります。
この記事の前提
- 1枚にまとめる4つの欄と、求人での扱いの3分類、原因の3つの分け方は、CareerPivotが整理した方法です。記入例は架空のものです。