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資格講座の申込画面で受講料の合計を見て、手が止まった人に向けた記事です。口コミを読んでも決まらないのは、講座の情報が足りないからではありません。足りないのは、払う側である自分の数字です。この記事では、申込ボタンを押す前に4つの数字を出します。払ったあとに残る貯金が月の出費の何か月分か、学び終えるまでに何週かかるか、学んだあとの使い道を1つ言えるか、行きたい仕事がその資格を求めているか、の4つです。そろうと、申し込む、今は貯める、学ぶより先に会社を替える、のどれにするかを今日決められます。講座の良し悪しを決める記事ではありません。学べば収入が上がる、という前提も置きません。
決められるのは、今日この講座代を払ってよい状態かどうかまでです。4つの数字がそろっていれば払う、そろっていなければ貯める、で決めます。
手が止まるのは、金額のせいではなく、比べる相手がないから
講座の申込画面まで進み、氏名も住所も入れ終わった。最後に受講料の合計が大きく出て、そこで手が止まる。画面を開いたまま、合格した人の話や口コミを読みに行き、もどってきて、また金額を見る。
ここで考えているのは「この金額は高いのか、安いのか」です。けれど、講座の金額だけをいくら見ても、高いか安いかは決まりません。18万円は、貯金が300万円ある人と40万円の人とでは重さが違います。週に10時間学べる人と2時間の人とでも違います。同じ講座でも、払う人の側の数字によって「投資」にも「むだな出費」にもなります。
足りないのは講座の情報ではなく、自分の側の数字です。
この記事では、申込ボタンを押す前に、自分の側の数字を4つ出します。先に言っておくと、「学べば収入が上がる」という前提は置きません。資格を取っても収入が変わらないことはあります。上がるかどうか分からないものを計算に入れると、どんな金額でも「元は取れる」ことになってしまうからです。入れるのは、今日の時点で確かめられる数字だけにします。
申込ボタンの前に書き込む、4つの数字
紙でもスマートフォンのメモでもかまいません。次の表の右の列を埋めていきます。
| 番号 | 出す数字 | 書き込む所 |
|---|---|---|
| 1 | 払ったあとに残る貯金は、月の出費の何か月分か | 低めの月で( )か月分/ふつうの月で( )か月分/高めの月で( )か月分 |
| 2 | 学び終えるまでに何週かかるか | 少ない週の時間で( )週/ふつうの週で( )週/多い週で( )週 |
| 3 | 学んだあとの使い道を1つ言えるか | 言える=1/言えない=0 →( ) |
| 4 | 行きたい仕事に入るのに、その資格や知識が求められているか | 求められている=1/求められていない・分からない=0 →( ) |
1と2は、1つの数字ではなく「低め・ふつう・高め」の3通りで出します。出費も、学べる時間も、月や週によって動くからです。いちばん都合のよい数字だけで計算すると、申し込んだあとに足りなくなります。
出す順番は、次の問いで決めます(この記事での整理です)。
講座代も受験料も、だれかが全額出してくれるとしたら、今週から始めますか。
「始める」と答えた人は、数字1から順に出してください。「それでも迷う」と答えた人は、数字3と数字4を先に出します。止めているのが金額ではないので、安くする方法を調べても、同じ画面でまた止まるからです。どちらの人も、最後は4つとも出します。
数字1:払ったあとに残る貯金は、何か月分か
式は次のとおりです。
(今の貯金 − 講座に払う合計)÷ 月の出費 = 残る貯金が何か月分か
- 今の貯金を書く。すぐ引き出せるお金だけを数えます。
- 講座に払う合計を書く。受講料のほかに、教材、受験料、更新の費用が別にかかるなら足します。申込画面や講座の案内に書いてある範囲でかまいません。
- 月の出費を3通り書く。通帳やカードの明細で、この半年のうち、いちばん少なかった月、ふつうの月、いちばん多かった月の金額を見ます。
- 式に入れて、3通りの「何か月分」を出す。
計算の例です(説明のために置いた数字で、だれかの実際の家計ではありません)。
| 低めの月 | ふつうの月 | 高めの月 | |
|---|---|---|---|
| 今の貯金 | 90万円 | 90万円 | 90万円 |
| 講座に払う合計 | 18万円 | 18万円 | 18万円 |
| 払ったあとに残る貯金 | 72万円 | 72万円 | 72万円 |
| 月の出費 | 18万円 | 21万円 | 24万円 |
| 残る貯金は何か月分か | 72÷18=4.0か月分 | 72÷21=約3.4か月分 | 72÷24=3.0か月分 |
見るのは、いちばん右の「高めの月」の列です。出費が多い月が続いても何か月もつかが、ここに出ます。
何か月分あれば足りるかは、人によって違います。ひとり暮らしか、家族がいるか、近いうちに大きな出費の予定があるかで変わります。この記事では、説明のために「高めの月で3か月分」を線として置きます。これは公的な目安ではなく、この記事での置き方です。自分の線は自分で決めて、表の横に「自分の線:( )か月分」と書いておいてください。大事なのは、申込ボタンを押す前に線を決めておくことです。押したあとに決めると、線のほうを動かしてしまいます。
勤め先に講座代や受験料の補助がある人は、金額より、いつ出るかを見てください。会社が先に費用を持つ分だけを、手順2の「講座に払う合計」から引きます。修了や合格のあとに出る分は引きません。払う月の貯金は補助がない場合と同じだけ減り、条件に届かなければ出ないからです。申し込む前の申請を条件にしている会社もあるので、申込みより前に人事や総務の窓口へ聞き、分かるまでは引かずに計算します。
数字2:学び終えるまでに、何週かかるか
講座に必要な学習時間 ÷ 1週間に学べる時間 = 必要な週の数
- 講座に必要な学習時間を書く。講座の案内に目安の時間が書いてあればそれを使います。書いていなければ、動画の合計時間と、問題を解く時間を足して見積もります。
- 1週間に学べる時間を3通り書く。この1か月をふり返って、仕事のあとと休みの日に本当に空いていた時間を数えます。「これから作る予定の時間」ではなく、すでに空いていた時間で出します。
- 式に入れて、3通りの週の数を出す。
- 講座を受けられる期間(視聴できる期限や、次の試験の日まで)と比べる。
計算の例です(これも説明のための数字です)。
| 少ない週 | ふつうの週 | 多い週 | |
|---|---|---|---|
| 講座に必要な学習時間 | 300時間 | 300時間 | 300時間 |
| 1週間に学べる時間 | 4時間 | 6時間 | 9時間 |
| 必要な週の数 | 300÷4=75週 | 300÷6=50週 | 300÷9=約33.3週 |
この例で、講座を受けられる期間が52週だとします。ふつうの週が続けば50週で終わりますが、残りは2週しかありません。少ない週が続くと75週かかり、期限に間に合いません。この場合は「ふつうの週の6時間を下回らない形を作れるか」が、申し込むかどうかの分かれ目になります。
50週は、ほぼ1年です。金額より先に、この長さを受け入れられるかを自分に聞いてください。
数字3:学んだあとの使い道を、1つ言えるか
次の文の( )を埋めます。
この講座で身につけたことを、(いつごろ)、(どこで)、(何の作業・何の仕事)に使う。
埋めた例をあげます。
- 「来年の春までに、今の会社の経理の仕事で、月ごとの決算の作業に使う」
- 「試験に受かったら、資格が応募の条件になっている事務の求人に応募するときに使う」
3つの( )がすべて埋まれば「1」、1つでも埋まらなければ「0」と書きます。「いつか役に立ちそう」「持っていて損はなさそう」は、どこで何に使うかが入っていないので「0」です。0が悪いわけではありません。今の時点では使い道がまだ決まっていない、という事実が分かっただけです。
数字4:行きたい仕事は、その資格や知識を求めているか
4つめは、学ばなくても目的に届くかどうかを見る数字です。先に、講座を受けたい目的を1行で書きます。
講座を受けたいのは、( )したいから。
ここに入る言葉が「年収を上げたい」「残業の少ない仕事に移りたい」「今の職場を出たい」のように、働く条件を変えることだった人は、次を確かめます。行きたい仕事に入るのに、その資格や知識が本当に求められているかどうかです。
確かめるには、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)が使えます。職種の名前で検索すると、職業ごとのページに「就業するには?」という項目があり、その仕事に就くまでの道が書かれています(2026年10月11日に確かめた内容です。サイトの作りは今後変わることがあります)。そこに、講座で取ろうとしている資格が「就くために求められるもの」として書かれていれば「1」、書かれていない、読んでも分からない場合は「0」と書きます。
目的に入る言葉が「その資格がないとできない仕事をしたい」だった人は、この数字は「1」です。
3つの問いに答えると、行き先が1つに決まる
4つの数字がそろったら、次の3つの問いに上から順に答えます。この分け方は、迷いをほどくためのこの記事での整理です。性格や向き不向きを判定するものではありません。
- 目的は、会社を替えるだけで届くか。数字4が「0」で、目的が働く条件を変えることだった人は「届くかもしれない」。→ Aへ。
- 払ったあと、貯金は自分で決めた線以上残るか。数字1の「高めの月」の列で見ます。線とちょうど同じなら「残る」とします。あわせて数字2で、期限までに学び終えられるかも見ます。
- 使い道を1つ言えるか。数字3が「1」かどうか。
| 当てはまる人 | 選ぶ道 | |
|---|---|---|
| A | 問い1で「届くかもしれない」。目的は、学ばなくても会社を替えれば届く | 転職 |
| B | 問い1は「届かない」。問い2で貯金も時間も足り、問い3で使い道も言える | 資格(申し込む) |
| C | 問い1は「届かない」。問い2の貯金か、問い3の使い道のどちらかが足りない | 現状維持(今は貯める) |
時間だけが足りなかった人(数字2で、ふつうの週でも期限に間に合わない人)は、今のままではBに入れません。Cの手順で「週に何時間空いたら申し込むか」を条件にします。
Bだった人:申し込む前に、学ぶ日と時間を先に決める
貯金は線以上残り、期限までに学び終えられ、使い道も言える。Bの人は、4つの数字の上では申し込んでよい状態です。残っている不安は「続くかどうか」です。申し込む前に、学ぶ日と時間を予定に書き込みます。
手順
- 学ぶ日と時間を決める。数字2で出した「ふつうの週」の時間を、1週間のどの日のどの時間に置くかを決めます。「仕事の日は夜9時から10時」「休みの日は午前に2時間」のように、始める時刻まで書きます。
- 予定表に入れる。ふだん使っている予定表やカレンダーに、仕事の予定と同じ形で入れます。
- 申し込む。予定が入ってから、申込ボタンを押します。
詰まる所と次の手
「50週も続けられる自信がない」という所で、もう一度手が止まります。50週ぶんの予定を先に作る必要はありません。最初の2週間ぶんだけ、次の形で書きます。
| 学ぶ日と時刻 | やること | 時間 | |
|---|---|---|---|
| 1週め | ( )日の( )時から | (例:1章の動画を見る) | ( )時間 |
| 1週め | ( )日の( )時から | (例:1章の問題を解く) | ( )時間 |
| 2週め | ( )日の( )時から | (例:2章の動画を見る) | ( )時間 |
| 2週め | ( )日の( )時から | (例:2章の問題を解く) | ( )時間 |
この表が埋まらないなら、続かない理由は気持ちではなく、時間の置き場所がまだないことです。そのときは数字2の「1週間に学べる時間」を出し直します。出し直して期限に間に合わなくなったら、Cに移ります。
申し込む前に、もう1つの講座で数字1と2を出し直す
申込画面の講座が1つしかないと、数字1も数字2も、その講座の金額と時間でしか出せません。同じ資格を扱う別の講座を1つ開き、払う合計と、必要な学習時間の目安を、表の横にもう1列書いてください。2つを並べると、残る貯金と必要な週の数がどちらで足りるかが見えます。比べた結果、今の申込画面の講座のままでよいと分かれば、それで足ります。
申し込むと決めることと、どの講座にするかを決めることは、別の決め事です。下の広告は、比べる相手の1つとして開けるオンラインの資格講座です。スマートフォンやパソコンで学ぶ形の、有料の講座です。扱っている資格は講座ごとに決まっています。受けたい資格の講座がない場合は、比べる相手になりません。
- 向く人:4つの数字がそろい、申し込むと決めた人。申込画面の講座のほかに、同じ資格の講座の金額と学習時間をまだ見ていない人。
- 向かない人:数字1か数字3が足りなかった人(Cの手順が先です)。目的が働く条件を変えることで、数字4が「0」だった人(Aの手順が先です)。すでに2つ以上の講座を比べ終えた人。
- 申込み後に起きること:申込みの流れ、支払いの時期と方法、受講できる期限、解約や返金の決まりは、講座ごとに違います。申し込む前に、案内ページで確かめてください。
- 使わない場合:受けたい資格の試験を行う団体の案内から、ほかの講座や市販の本の金額を拾い、同じ表に書けば比べられます。
広告|オンラインの資格講座
広告です。受講は有料です。ボタンを押すと、広告主の講座の案内ページに移ります。ページを見るだけでは申込みになりません。教育訓練給付の対象かどうかは、コースごとに講座検索システムで確かめてください。
申し込む前に講座の体験を見るなら、『オンライン講座の無料体験は、見る6点を先に決めて、申込・保留・見送りを決める』で、見る点を先に決めて、感想ではなく同じ表で2つを比べられます。
国の給付は、申込み前に確かめる
働く人が学ぶ費用の一部を国が出す「教育訓練給付」という制度があります。給付の種類と率、受ける前の手続きは、講座代が戻る条件を5つの項目で確かめる表にまとめています。
ただし、使えるのは、国が指定した講座を受ける場合で、雇用保険に入っていた期間などの条件を満たす人に限られます。条件は、初めて使うか、前に使ったことがあるかでも変わります。また、特定一般と専門実践は、受講を始める前の手続きが要ります。訓練前のキャリアコンサルティングを受けてジョブ・カードの交付を受け、受講を始める日の2週間前までにハローワークで手続きをしておきます。始めてからでは間に合いません。
申込ボタンを押す前にやることは2つです。厚生労働省の「教育訓練講座検索システム」で、その講座が指定されているかを調べること。指定されていたら、自分が条件に当てはまるかをハローワークで確かめること。講座の指定は入れ替わるので、調べた日も書いておきます。
数字1の計算には、給付を入れないでください。受け取れるかどうかは手続きと条件しだいで、受け取れるとしても、先に自分で払い、あとから申請したあとです。給付がなくても貯金が線以上残る、という形で申し込みます。
Cだった人:「いくら貯まったら申し込むか」を数字で決める
Cの人は、講座をあきらめるのではありません。今日は申し込まず、申し込む条件を決めます。条件がないまま「今はやめておく」と画面を閉じると、数週間後にまた同じ画面を開いて、同じ30分をくり返します。
貯金が足りなかった人の手順
- 申し込める貯金の額を出す。
月の出費(高めの月)× 自分で決めた線の月数 + 講座に払う合計 = 申し込める貯金の額
例:高めの月の出費が24万円、線が3か月分、講座に払う合計が18万円なら、24万円×3+18万円=90万円。
- あと何か月かを出す。
(申し込める貯金の額 − 今の貯金)÷ 月に貯められる額 = 申し込めるまでの月数
例:今の貯金が60万円、月に貯められる額が3万円なら、(90万円−60万円)÷3万円=10か月。この例の人が今日申し込むと、残る貯金は42万円で、高めの月の出費では1.75か月分です。
- 条件を1行で書く。「貯金が( )万円になったら申し込む」。
- それまでは、お金のかからないもので試す。図書館でその資格の入門の本を1冊借りて読む。試験を行う団体が過去の問題を公開していれば、1回ぶん解いてみる。job tagで、その資格を使う仕事のページを読む。試して「思っていた内容と違う」と分かれば、講座代を払わずにすみます。「もっとやりたい」と思えたなら、貯まった日に迷わず申し込めます。
使い道が言えなかった人の手順
- 数字3の文にもどり、埋まらなかった( )がどれかを見ます。
- 「どこで」が埋まらない人は、その資格を使う仕事をjob tagで2つ読み、やってみたい作業が書かれているかを見ます。
- 「いつごろ」が埋まらない人は、試験の日程を調べ、受ける回を1つ決めます。
- 条件を1行で書きます。「使い道の文が3つとも埋まったら申し込む」。
詰まる所と次の手
Cの人が詰まるのは、「条件を決めること自体が決められない」所です。金額も、月数も、使い道も、どれも決めきれない。そのときは、条件を1つにしぼります。3つを同時に決めようとせず、「貯金が( )万円になったら」の1つだけを数字で書いてください。数字が1つ決まると、残りは「その日が来たら、もう一度4つの数字を出す」で足ります。
Aだった人:講座代を払う前に、目的を条件に書き直す
Aの人が申込画面まで来たのは、「何か身につけないと、今より良い条件の仕事には移れない」と感じたからです。けれど数字4が「0」なら、行きたい仕事はその資格を入口の条件にしていません。この場合、講座代と数十週の時間を使っても、目的に近づくとは言えません。先にやるのは、目的をそのまま求人を探す条件にすることです。
手順
- 目的を条件に書く。数字4で書いた1行を、数字の入った条件にします。
「年収を上げたい」→「月の給与が( )円以上」
「残業を減らしたい」→「残業が月( )時間まで」
「今の職場を出たい」→「( )がない職場」。( )には、出たい理由を1つだけ書きます。 - その条件で探す。条件に合う求人が今あるかどうかを見ます。ハローワークの求人検索などで、書いた条件に近い求人を探します。見るのは「条件に合う求人が、資格なしで応募できる形で出ているか」の1点だけです。
- 講座は、必要になってから。応募したい求人が見つかり、そこに「この資格が要る」と書いてあったときに、もう一度4つの数字を出します。そのときは数字3も数字4も「1」になっているので、迷いはずっと小さくなります。
詰まる所と次の手
Aの人がいちばん詰まるのは、「それでも、何も学ばずに応募するのは不安だ」という所です。この不安は、気持ちの中で打ち消そうとしても消えません。調べて確かめます。
job tagで行きたい職種のページを開き、「就業するには?」をもう一度読みます。次に、条件に合った求人を3つ開き、応募の条件に同じ資格の名前が出てくるかを数えます。3つのうち1つも出てこなければ、その資格は入口では求められていません。3つのうち2つ以上に出てくるなら、数字4は「1」に変わります。その場合は、問い2と問い3にもどって、BかCのどちらかを見直してください。
3つの道を、同じ表で見比べる
| A:転職 | B:資格 | C:現状維持 | |
|---|---|---|---|
| 選ぶ基準 | 目的が働く条件を変えることで、行きたい仕事がその資格を求めていない | 残る貯金が線以上で、期限までに学び終えられ、使い道を言える | 残る貯金、時間、使い道のどれかが足りない |
| 講座代は | 今は払わない | 払う | 条件がそろった日に払う |
| 先にやること | 目的を条件に書く | 学ぶ日と時間を決める | 申し込む条件を数字で決める |
| 別の道へ移るとき | 応募したい求人に資格の条件が出てきたとき | 最初の2週間の予定が埋まらなかったとき | 決めた条件に届いたとき |
今日やること:申込画面を閉じる前に1つだけ
資格を選んだ人(B)
4つの数字を、書き込みの表にすべて書きます。書いた数字が、高めの月で線以上残り、ふつうの週で期限に間に合い、数字3と数字4が「1」であることをもう一度見ます。そのうえで最初の2週間の表を埋め、教育訓練講座検索システムでその講座が指定されているかを調べてから、申込ボタンを押します。
現状維持を選んだ人(C)
残る貯金を計算します。(今の貯金 − 講座に払う合計)÷ 高めの月の出費。出た「何か月分」を、自分の線の横に書きます。線に届いていなければ、「貯金が( )万円になったら申し込む」の1行を書いて、申込画面を閉じます。閉じるのは、あきらめたからではありません。申し込む日を、自分の数字で決めたからです。
転職を選んだ人(A)
目的を1行で書きます。「講座を受けたいのは、( )したいから」。書けたら、その下に数字の入った条件を1つ書き足します。「月の給与が( )円以上」「残業が月( )時間まで」のどちらか1つでかまいません。この2行をスマートフォンのメモに残し、ハローワークの求人検索などで、その条件に近く、資格なしで応募できる求人が出てくるかを見ます。出てくれば、講座の申込画面は閉じてよい状態です。求人の給与と時間の条件を、年収と時間に分けて比べたい人は、『辞めたい理由は給料か時間か。1週間測って、年収と時間条件を別々に比べる』で比べられます。
「自己投資か貯金か」に、どちらが正しいという答えはありません。決められるのは、今日この講座代を払ってよい状態かどうかまでです。高めの月で見ても貯金が自分の線以上残り、ふつうの週で期限までに学び終えられ、使い道を1つ言えるなら、最初の2週間の予定を書いてから申し込みます。どれかが足りないなら、「貯金が( )万円になったら申し込む」と1行書いて画面を閉じます。目的が働く条件を変えることで、行きたい仕事がその資格を求めていないなら、講座代を払う前に求人を見ます。どの道でも、収入が上がることは約束されていません。
この記事で確かめた公的な情報
- 厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)(職業ごとのページに「就業するには?」の項目があること):2026年10月11日に確認
- ハローワークインターネットサービス「教育訓練給付金」(対象になる人の条件、受ける前の手続き、給付を受け取るまでの流れ):2026年10月10日に確認
- 厚生労働省「教育訓練講座検索システム」(対象として指定された講座の調べ方):2026年10月10日に確認
- ハローワークインターネットサービス(求人の検索):2026年10月11日に確認
制度の内容、講座の指定、サイトの作りは今後変わることがあります。申し込む前に、上の案内とハローワークの窓口で、もう一度確かめてください。