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求人の応募条件を見て「未経験だから無理だ」と感じるのは、条件をひとかたまりで見ているときです。同じ職種の求人を何件か並べて条件を分けると、足りないものがいくつあるかを数えられます。この記事では、足りない条件を1つに絞り、それを何で示すかを決める所まで進めます。
読み終えると、「足りないのはこの1条件で、示し方はこれ」と言えます。足りない1つが知識なら学ぶ、技能や経験なら今の仕事で作る・担当する、足りないものがなければ言い換えて応募する、に分かれます。
この記事で渡すもの
- 応募条件を4つに分ける表
- 足りない条件を1つに絞る手順
- 条件ごとの証明の方法
- 足りない1つの種類ごとの進む道と、今日の一手

「未経験だから無理」は、条件をまとめて見たときに起きる
応募条件の欄には、必ず要るものと、あれば望ましいものと、入社後に身につければよいものが、同じ並びで書かれていることがあります。全部を満たさなければならないと読むと、どの求人も遠く見えます。
また、1件の求人だけを見ると、その会社だけの事情による条件を、職種全体の条件だと受け取ってしまいます。決めるのは、複数の求人を並べてからにします。
複数の求人で、条件を分ける
同じ職種の求人を3〜5件選び、条件を1行ずつ書き出して、「何件で必須になっているか」で分けます。分け方の表と記入例は、求人3〜5件の応募条件から決める記事にまとめています。ここでは、複数の求人で必須になっている条件だけを次に持っていきます。
| 分けた結果 | 扱い |
|---|---|
| 複数の求人で必須(法律上の資格や免許を含む) | 次に持っていく |
| 1〜2件だけで必須 | その会社を受ける場合にだけ考える |
| 「歓迎」「あれば」と書かれている | 満たしていなくても応募できる |
| 「研修あり」「入社後に習得」と書かれている | 準備しなくてよい |
書き方があいまいな条件や、何も書かれていない点は、「質問すること」として別に控えておきます。書かれていないことは、不採用の理由ではありません。面接や問い合わせで確かめられる項目です。
なお、「未経験可」と書かれた求人でも、選考で経験者が優先されることはありえます。この表で分かるのは応募の入口に立てるかどうかで、採用の見込みまでは分かりません。
足りない条件を1つに絞る
複数の求人で必須だった条件の横に、今の自分の状態を書きます。「ある」「近い経験がある」「ない」の3つで足ります。
「ない」が複数ある場合は、いちばん多くの求人で必須になっているものを1つ選びます。これが、最初に埋める1条件です。「近い経験がある」は、不足ではなく、伝え方の問題として扱います。
「近い経験がある」と書いた条件は、外で通じる分を仕分ける手順で、言い換えの材料を集められます。
記入例(架空)
職種:社内システムの運用担当(求人4件を比較)
複数の求人で必須の条件:表計算ソフトの実務経験(4件)→ ある/問い合わせ対応の経験(3件)→ 近い経験がある/基本的なITの知識(3件)→ ない
最初に埋める1条件:基本的なITの知識
足りない1つの種類で、進む道が変わる
条件を満たしていることは、実務経験だけで示すものではありません。足りない1つが知識・技能・経験のどれなのかで、示し方が変わります。
| 条件の種類 | 証明の方法の例 |
|---|---|
| 知識 | 関連する資格の取得、または学習した範囲を具体的に説明できること |
| 技能 | 実際に作ったもの(資料、表、プログラムなど)を見せる |
| 経験 | いまの仕事の中で近い作業を担当し、その内容と結果を書く |
| 近い経験がある場合 | 求人の言葉に合わせて、自分の経験を言い換えて書く |
種類が分かると、進む道も決まります。
| 足りない1つの種類 | 進む道 | 手順 | 詰まる所と次の手 |
|---|---|---|---|
| 知識(対応する資格がある) | 学ぶ(資格) | 資格の試験範囲を、学ぶ順番として使う | 法律上の資格が必須の仕事は、短い期間では埋められません。取る計画を立てるか、別の職種で同じ表を作ります |
| 技能・経験 | 今の仕事で作る・担当する(現状維持) | 技能は実際に作った物を残す。経験は今の仕事で近い作業を担当し、内容と結果を書く | 担当できる作業がない時は、自分用の課題で作った物を残します。長い実務年数が必須の時は、短い期間では埋められないので、別の職種で同じ表を作ります |
| 「ない」が0で、「近い経験がある」だけ | 言い換えて応募する(転職) | 求人の言葉に合わせて、自分の経験を書き直す | 「ない」が3つ以上あった時は、条件が少ない近い職種で同じ表を作ります |
この分け方は、この記事での整理です。採用されるかどうかまでは分かりません。
足りない1つが知識で、対応する資格がある人は、講座を使う方法もあります。下の広告は、オンラインの有料の資格講座です。
- 向く人:足りない1条件が知識で、対応する資格の名前まで決まった人。
- 向かない人:足りないのが技能や経験だった人(作る・担当するのが先です)。足りない条件がまだ1つに絞れていない人。
- 申込み後に起きること:申込みの流れ、支払いの時期と方法、受講できる期限、解約や返金の決まりは、講座ごとに違います。申し込む前に、案内ページで確かめてください。
- 使わない場合:試験を行う団体の案内で範囲を確かめ、市販の本で同じ順番に進められます。
選んだ道で、今日すること
- まだ求人を並べていない人:気になる職種の求人を1件開き、必須の条件を書き出します。
- 学ぶ人:足りない知識に対応する資格の名前を1つ書き、試験を行う団体の案内で範囲を見ます。
- 今の仕事で作る・担当する人:近い作業を1つ選び、担当したいと伝える相手を決めます。
- 応募する人:「近い経験がある」の行を1つ選び、求人の言葉で1文に書き直します。今の経験のまま行けるかを紙一枚で確かめたい人は、『友人が異業種に転職できた。自分にもできるかを一枚で確かめる』で、今の作業と求められることを線で結んで数えられます。
よくある質問
Q. 必須条件を全部は満たしていなくても、応募できますか
A. 応募できるかどうかは会社が決めます。不足が1つで、近い経験や学習中であることを示せるなら、問い合わせる価値はあります。法律上必要な資格は例外です。
Q. 未経験からの転職では、何から勉強すればいいですか
A. 複数の求人で共通して必須とされ、自分にない条件からです。歓迎条件から始めると、範囲が広がりすぎます。
この記事の前提
- 4つの分け方、証明の方法、進む道の分け方は、CareerPivotが整理した方法です。記入例は架空のものです。