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職場での居場所

上司が教えてくれるのに伸びない人の、2列メモ

約5分で読めます

教わった回数と紹介された回数をノートで比べ、職場のつながりを考える人

「教わった回数」と「人につないでもらった回数」を分けて数える2列メモの書き方と、次に会いたい人を1人決めて紹介を頼む文面、上司に頼めない場合の別の経路をまとめました。

上司はよく教えてくれるのに、自分が伸びている実感がないことがあります。そういうときは、「教わった回数」と「人につないでもらった回数」を2列に分けて数えると、足りていないものが見えることがあります。教わる量が十分で、社内外の人とつながる機会が少ないなら、足すのはつながりのほうです。

この記事では、2列メモの書き方から、次に会いたい人を1人決め、紹介を頼む一文を作るところまでを扱います。上司が紹介してくれない場合の別の経路も示します。

教わった回数と人に会わせてもらった回数を比べ、専門家へのつながりを考える図

2列メモの書き方

直近3か月の予定表やメモを見返し、次の2列に正の字で数えます。

教わった 人につないでもらった
上司や先輩から、やり方や答えを教えてもらった場面 自分の知らない人や他部署・社外の人を紹介してもらった、同席させてもらった場面

このメモは上司を採点するためのものではありません。教えることと人を紹介することは別の行為で、後者は上司自身の人脈や、部署の仕事の性質にも左右されます。また、つないでくれる上司のもとでは部下が伸びる、と一般的に言える根拠をこの記事は持っていません。メモで分かるのは、自分がいま得ている機会の内訳だけです。

右の列が少ない人は、新しい話の入り口が上司1人に寄っているのかもしれません。次の章からの手順は、その人のためのものです。右の列が十分にあるのに伸びを感じない人は、つながりを足しても変わりません。先に、この1年で新しく覚えたことを数えてください。

覚えたことの数を数えたら、人・給料・成長を別々の目盛りで測る方法で、移るか、学ぶか、残るかまで決められます。

次に会いたい人を1人決める

会いたい人は、役職や決裁権で選ばなくて構いません。次の2つで選びます。

  • 自分がいま知りたいことを、仕事で実際にやっている人
  • 自分と違うやり方をしている人(資料の作り方、使っている道具、進め方など)

名前と一緒に、聞きたいことを1つ書きます。「どうすれば成長できますか」のような広い質問ではなく、「この集計はどういう手順で作っていますか」のように、相手が15分で答えられる大きさにします。聞きたいことが書けない場合は、まだ会う段階ではありません。知りたいことのほうを先に決めてください。

紹介を頼む一文

上司に紹介を頼むことは、厚かましいお願いではありません。仕事に必要な情報を取りにいく行動として伝えれば、上司も動きやすくなります。相手、目的、かかる時間の3つを入れます。

上司に頼む文面の例

「○○の進め方について、△△部の□□さんに15分ほどお話を伺いたいと考えています。ご紹介いただくか、こちらから直接ご連絡してよいか、教えていただけますか。」

相手が決まっていない場合:「○○に詳しい方に一度お話を伺いたいのですが、どなたに聞くのがよいでしょうか。」

2つ目の文面は、会いたい人が思い浮かばないときにも使えます。上司は人を知っていても、部下が誰に会いたいのかを知らないだけ、ということがあります。上司に頼みごとをすると評価が下がりそうで声をかけられない人は、相談を「起きていること・自分の案・決めてほしいこと」で組み立てる型を先に使ってください。

上司に頼めないときの別の経路

頼んでも紹介がなかった、頼める関係ではない、という場合でも、経路は上司だけではありません。

経路 最初の一歩
社内の勉強会・コミュニティ 社内の案内で開催予定を1つ探し、参加する
他部署の知人 以前仕事で関わった人に、質問を1つ送る
過去の同僚 連絡しやすい1人に、近況と質問を短く送る
社外の勉強会・業界の集まり 自分の職種に近い会を1つ選び、まず聞くだけで参加する

社外の人と話すときは、自社の未公開の情報や顧客の情報を話さないでください。社外活動に届け出が必要な会社もあるため、就業規則を確認しておきます。

今日やること

次に会いたい人の名前を1人と、聞きたいことを1つ書きます。

話を聞けたら、使えそうだと思ったことを1行で残します。今の仕事でそのまま試せることなら、今の職場で続ける理由が1つ増えます。自分に足りない知識の名前が出てきたら、それが学ぶものの候補です。学ぶものの候補が決まらない人は、何を勉強すればいいかは、求人3〜5件の応募条件から決める方法で、学ぶ対象を先に決められます。今の職場では試す場そのものがないと分かったら、その1行は、次の職場に求める条件になります。

聞けても役に立たなかったときは、相手ではなく質問を見直し、聞きたいことをもう一段具体的にします。誰にも聞けなかったときは、上の表の別の経路を試してください。

この記事の前提

  • 2列メモと、会いたい人の選び方は、CareerPivotが整理した方法です。上司のタイプと部下の成長の関係を示す調査結果に基づくものではありません。
  • 文面はすべて説明用の例です。