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何を勉強すればいいか分からないときは、学びたいものから探すのをやめ、就きたい仕事の求人を3〜5件読んで、応募条件から逆に決めます。1件だけだとその会社だけの条件に引っ張られるので、複数を並べて共通する条件を探します。共通して必須になっていて、自分にまだないものが、最初に学ぶ候補です。
読み終えると、最初に学ぶ1つを選び、なぜそれなのかを一文で書けます。分けた結果によっては、学ぶより先に、今の仕事で担当を作る、または応募を考える、という答えになることもあります。
この記事で渡すもの
- 求人を読む件数と読み方
- 応募条件を4つに分ける表
- 最初に学ぶ1つの選び方と、分けた結果から選ぶ3つの道

求人は1件ではなく3〜5件読む
求人票は、仕事の説明より先に「応募条件」「必須スキル」「歓迎スキル」の欄を読みます。学ぶものの手がかりは、ほとんどこの欄にあります。
読むのは、同じ職種の求人を3〜5件です。会社の規模や業界を少しずらして選ぶと、どの会社でも求められる条件と、その会社だけの条件が分かれます。求人を読むことは、応募ではありません。
職種そのものが決まっていない場合は、厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」で、興味のある職業の仕事の内容や、求められる知識・スキルを先に確かめると、読む求人を選びやすくなります。
そもそも勉強するかどうか自体が決まっていないなら、社会人が勉強する場合としない場合を、同じ4つの欄で並べるで、する場合としない場合を並べてから、この求人を読む作業に進めます。
応募条件を4つに分ける
応募条件を1行ずつ書き写し、何件の求人に出てきたかを数えて、次の4つに分けます。
| 分類 | 目安 | 扱い |
|---|---|---|
| 共通して必須 | ほとんどの求人で必須欄にある | 最優先で確認する |
| 一部の会社だけ必須 | 1〜2件の必須欄にだけある | その会社を受けるときに考える |
| 歓迎 | 歓迎欄・尚可欄にある | 必須が埋まってから |
| 入社後でもよい | 「入社後に習得」「研修あり」と書かれている | いまは学ばなくてよい |
下は説明用の架空の例で、事務系の職種の求人を5件読んだ場合です。
| 条件 | 出てきた件数 | 分類 | 自分にあるか |
|---|---|---|---|
| 表計算ソフトでの集計 | 5件中5件(必須) | 共通して必須 | 一部ある |
| 数字を使った報告の経験 | 5件中4件(必須) | 共通して必須 | ない |
| 特定の業務システムの経験 | 5件中1件(必須) | 一部の会社だけ必須 | ない |
| 関連資格 | 5件中2件(歓迎) | 歓迎 | ない |
この例では、資格より先に「集計」と「数字を使った報告」が候補になります。資格の名前が目につきやすくても、必須欄に出てくる回数で見ると、順番が変わることがあります。
「自分にあるか」の欄が書けない人は、外で通じる分を仕分ける手順で、毎週の作業から材料を集められます。
最初に学ぶ1つを選ぶ
候補が複数あるときは、「共通して必須」のうち、自分にないものから1つ選びます。それが複数あれば、今の仕事の中で使う機会を作れるほうを先にします。学んだことを実際に使えると、求人の「経験」の欄に書ける内容になるからです。
選んだものが大きすぎるなら、もう一段細かく分けます。「表計算」ではなく「関数を使った集計表を1つ作る」といった大きさにします。
選んだら、理由を一文で書きます。例:「5件中4件で必須とされ、自分に経験がないため、数字を使った報告を先に学ぶ」。この一文が書けないなら、まだ選ぶ材料が足りていません。求人をもう1〜2件読みます。
分けた結果から、学ぶ・今の仕事で担当する・応募するを選ぶ
4つに分けた結果によって、選ぶ道が変わります。
| 分けた結果 | 選ぶ道 | 最初の一手 |
|---|---|---|
| 「共通して必須」に、自分にない知識や資格が出た | 学ぶ(資格) | その1つと、選んだ理由を一文で書く |
| 「共通して必須」に出たのは経験で、今の仕事に近い作業がある | 今の仕事で担当を作る(現状維持) | 近い作業を1つ選び、担当したいと伝える相手を決める |
| 「共通して必須」を、ほぼ満たしていた | 応募を考える(転職) | 満たしている条件を、求人の言葉で1行ずつ書き直す |
この分け方は、この記事での整理です。採用されるかどうかまでは分かりません。条件は時期によって書き換わるので、書き写した日付を残しておきます。
学び始めたのに使う場面がない時は、個人の練習課題を1つ作るか、今の仕事で試せる作業を上司に相談します。
応募を考える人で、行きたい仕事が今とは違う業界や職種なら、友人が異業種に転職できた。自分にもできるかを一枚で確かめるで、今の仕事と行きたい仕事がどれだけ重なっているかを、紙一枚の上で数えられます。
学ぶ1つが資格の試験範囲と重なる人は、講座を使う方法もあります。下の広告は、オンラインの有料の資格講座です。学ぶものを決めることと、講座に申し込むことは別です。
- 向く人:学ぶ1つが決まり、それに対応する資格の名前まで分かった人。
- 向かない人:学ぶものがまだ決まっていない人(求人を読んで決めるのが先です)。資格が必須にも歓迎にも出てこなかった人(必須の条件から学びます)。
- 申込み後に起きること:申込みの流れ、支払いの時期と方法、受講できる期限、解約や返金の決まりは、講座ごとに違います。申し込む前に、案内ページで確かめてください。
- 使わない場合:本や、試験を行う団体の解説で学んでも、この記事の手順は変わりません。
選んだ道で、今日すること
- まだ求人を読んでいない人:同じ職種の求人を1件開き、応募条件の欄を書き写します。残りは今週のうちに読みます。
- 学ぶ人:学ぶ1つと、理由の一文を書きます。
- 今の仕事で担当を作る人:近い作業を1つ選びます。
- 応募を考える人:満たしている条件を1行、求人の言葉で書き直します。
よくある質問
Q. 応募する気がなくても、求人を読んでいいのでしょうか
A. 求人は公開されている情報なので、読むだけなら問題ありません。応募とは別の作業として扱ってください。
Q. 共通する条件が見つからないときはどうしますか
A. 職種の選び方が広すぎる可能性があります。職種を1つに絞るか、求人をあと2件読んでください。
出典・この記事の前提
- 厚生労働省 職業情報提供サイト「job tag」(2026年10月11日確認)
- 4つの分類と、分けた結果から選ぶ3つの道は、CareerPivotが整理した方法です。求人の例は架空のものです。