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職場での居場所

同じ8時間なのに疲れ方が違う日がある。5つの要因を1週間記録する

約6分で読めます

まとまった裁量のある時間と、会議で細切れになった時間による疲れ方の違い

同じ時間働いても疲れ方が違う理由を、量・裁量・感情を使う仕事・中断・不確実さの5つに分けて1週間記録し、自分の疲れといちばん連動する要因を見つける方法です。

同じ8時間働いても、疲れ方が大きく違う日があります。作業の多い日より、会議で細切れになった日のほうが疲れている、ということも起きます。1週間記録すると、自分の疲れが量・裁量・気を使う場面・中断・予定の変更のどれといちばん連動しているかが見えてきます。

「疲れの原因は量ではない」と決めつける記事ではありません。量が原因である場合も、もちろんあります。読み終えると、疲れと連動する要因を1つ選び、それが自分で決め直せるものか、職場の決まりなのかを分けて、残るか移るかを選べます。

この記事で渡すもの

  • 疲れに関わる5つの要因
  • 1週間の記録の付け方と、いちばん連動する要因の見つけ方
  • 要因ごとの進め方と、残る・移るの選び方
同じ労働時間でも裁量の違いで疲れ方が変わる二つの場面

記録の前に:重い日が続き、休んでも回復しない人へ

重い日が続き、休んでも回復しない場合は、記録や工夫より、休養と相談を優先してください。体調の不安があるときは、医療機関や産業医に相談します。

疲れが強く、休むべきかどうかで迷っている人は、先に仕事の負担を4方向から整理する表の最初の章で、相談を優先する状態に当たらないかを確かめてください。

疲れを決める要因は、仕事の量だけではない

疲れに関わる要因を、次の5つに分けます。この5つは、この記事での整理です。研究で確かめられた分類ではありません。

要因 内容
量 作業の量、働いた時間の長さ
裁量 何をどの順番でやるかを、自分で決められたか
感情を使う仕事 気持ちを抑えて対応する場面、気を使うやり取り
中断 作業の途中で止められた回数、会議による細切れ
不確実さ 予定の変更、先の見えない待ち時間

1週間、5つの要因を記録する

1日の終わりに、次の6つを書きます。1分で終わる程度の簡単な記録で構いません。

記録するもの 書き方
疲れの程度 軽い・ふつう・重い
量 働いた時間。特に多かった日は印
裁量 自分で順番を決められた作業が、あった・少し・なかった
感情を使う仕事 気を使うやり取りの回数
中断 作業を止められた回数。会議の本数
不確実さ 予定が変わった回数

1週間というのは、曜日ごとの違いをひととおり見るための期間です。特別に忙しい週に当たった場合は、翌週も続けます。

疲れといちばん連動する要因を見つけて、進め方を選ぶ

1週間たったら、疲れが「重い」だった日を選び、その日に共通している要因を探します。逆に「軽い」だった日に共通していることも見ます。

例えば、働いた時間が長い日でも疲れが軽く、会議が4本あった日は必ず重い、という結果なら、連動しているのは量より中断です。働いた時間の長い日がそのまま重い日なら、量が原因と考えてよいでしょう。

1週間の記録だけで断定はできません。あくまで、次に何を試すかを決めるための見当です。連動していた要因ごとに、進め方は次のように分かれます。

裁量・中断が連動していた人:自分で決め直す

自分で決め直せる範囲から始めます。1日のうち15〜30分、自分で使い道を決める時間を予定に入れます。通知を切る時間帯を1つ決め、会議の目的は事前に確認します。急ぎの連絡が役割に入る職種は、先に上司に伝えてから変えてください。

詰まりやすいのは、自分では設定を変えられない職場です。その場合は、「返事を急ぐ時間帯と、まとめて返す時間帯を分けたいので、チームの連絡の決まりとして相談させてください」と上司に伝えます。

感情を使う仕事が連動していた人:分担を頼む

気を使うやり取りのあとに、短い休憩を入れます。それでも続く場合は、上司に「気を使う対応が続く日があるので、交代で担当できないか相談させてください」と伝えます。頼む相手は、まず上司です。

量・不確実さが連動していた人:職場の条件として確かめる

量が連動していたなら、仕事の量について上司に相談し、優先順位を確認します。不確実さが連動していたなら、予定が決まる時期を上司に1回聞きます。答えが出ない、または変わらない場合は、自分では減らせない職場の条件です。その場合は、移る準備に進みます。予定が変わる元が、上司のその日の機嫌で承認や指示が変わることにある人は、上司の機嫌で仕事が止まる職場に、あと何年いるかを決めるへ進んでください。

残る・移るを選ぶ基準と、今日やること

選ぶ基準は、連動していた要因が、自分で決め直せるものか、職場の決まりかです。自分で決め直せるなら、残って進め方を変えます。上司に1回聞いても変わらず、職場の決まりだと分かったなら、移ることを選べます。

学ぶ道は、この記事では作りません。5つの要因は、どれも知識の不足が原因ではないからです。ただ、仕事に時間がかかる原因が知識の不足だと分かった場合は、求人3〜5件の応募条件から、学ぶものを決める方法で、何を学ぶかを先に決められます。

残る人の今日の一手。今日の疲れの程度と、5つの要因を記録します。

移る人の今日の一手。次の職場に求める条件を、働く時間の上限など数字で書けるものから1つ書きます。書けたら、その条件で募集を探します。自分で探すほかに、ハローワークで同じ条件を伝えて探してもらう方法もあります。

働き方そのものを見直したいときは、人に話すと整理しやすくなります。厚生労働省の委託事業である「キャリア形成・リスキリング推進事業」では、キャリアコンサルティングなどの支援を受けられます。個人の相談は無料です。詳しい利用の方法は、案内ページで確かめてください。

よくある質問

好きな仕事なら、疲れないのではありませんか

内容が好きでも、中断や予定の変更が多い日は疲れることがあります。好きかどうかと、5つの要因は別のものとして記録してみてください。

家族の予定が多く、自分で決められる時間がありません

長い時間を確保するのが難しい場合は、短くても毎日決まった時刻にある時間を作る方法があります。

出典・この記事の前提(2026年10月11日確認)

  • 厚生労働省委託事業「キャリア形成・リスキリング推進事業」(個人の相談は無料で受けられます。全国に支援センターと相談コーナーがあります)
  • 5つの要因と記録の方法は、CareerPivotが整理した確認用のものです。