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子どものいる暮らし

勉強が続かないのは意志か設計か。3つの問いから、変える条件を1つ選ぶ

約6分で読めます

学習が続かない理由を見直し、勉強する時間や場所を変える人

勉強が続かない原因を意志の弱さと決めつけず、3つの問いで止まり方を振り返り、時間・場所・1回の量・始める合図・周囲への宣言のうち1つだけ変えて、始められた日を数える方法をまとめました。

勉強が続かないとき、原因を意志の弱さに求めると、打てる手が「もっと頑張る」しかなくなります。先に、勉強の置き方に原因がないかを確かめるほうが、変えられることが見つかります。3つの問いで止まり方を振り返り、条件を1つだけ変えます。

この3つの問いは、原因を探すための入口です。答えで「意志の問題」「設計の問題」と判定する診断ではありません。

読み終えると、時間・場所・1回の量・始める合図・周囲への宣言の5つから、変える条件を1つ選べます。いくつ変えても始められない時は、条件ではなく、学ぶ内容のほうを選び直します。

この記事で渡すもの

  • 止まり方を振り返る3つの問い
  • 変えられる5つの条件と、選び方
  • 始められた日の数え方と、条件を変えても始められないときの3つの道
学習が止まる原因を三つの分岐点で見直すイメージ

先に確かめること|勉強の工夫より前に扱う状態

次のどれかに当てはまる人は、勉強の条件を工夫する前に、働く環境や体調のほうを先に扱ってください。

  • 長時間労働が続き、勉強以前に睡眠や休みが取れていない
  • 職場でハラスメントを受けている、安全が脅かされている
  • 体調の悪さや気分の落ち込みが続いている

上司や人事、産業医、社外の相談窓口に相談することが先です。仕事の疲れで動けない週が続いている人は、止めるか10分試すかを先に決める記事から読んでください。

3つの問いで、止まり方を振り返る

いちばん最近、勉強が止まったときのことを思い出して答えます。

問い 答えから考えられること
止まった週に、特別な出来事があったか(繁忙期、体調不良、家庭の用事など) あったなら、一時的な中断の可能性があります。落ち着いたら同じやり方で戻してみます
同じ止まり方を、以前にもしたことがあるか 同じ曜日や時間帯、同じ進み具合のあたりで何度も止まっているなら、その条件に原因があるかもしれません
教材や時間帯を変えたら、動けたことがあるか あるなら、変えた条件が手がかりになります。ないなら、まだ試していない条件を探します

止まった日の曜日と時間帯を、思い出せる範囲で書き出すと、2つ目の問いに答えやすくなります。「平日の夜に集中している」といった偏りが見つかれば、変える所の候補になります。

3日や1週間でやめたことは、その勉強に向いていない証拠としては足りません。合わない条件で始めただけ、ということがあります。

先に、変えられる条件と変えられない条件を分ける

条件を選ぶ前に、紙かメモに線を1本引き、勉強に関係する条件を左右に書き分けます。

自分で変えられる条件の例 自分では変えられない条件の例
勉強する時間帯、1回の長さ 会社の繁忙期、残業の発生
場所、机の上の状態 家族の予定、通勤時間
教材の種類、1回に進める量 試験の日程、出題範囲
始める合図、スマホの置き場所 その日の体調

右の列は、いくら考えても動かせません。右の列に書いたものは「前提」として受け入れ、その前提の中で左の列をどうするかを考えます。次の章で選ぶ5つの条件は、どれも左の列に入るものです。

問いの答えから、変える条件を1つ選ぶ

変えられる条件は、おもに次の5つです。この中から1つだけ選びます。

条件 変え方の例
時間 夜から、朝や昼休みに移す
場所 自宅から、職場の休憩室や図書館に移す
1回の量 1章から、1ページや1問に減らす
始める合図 「帰りの電車に乗ったら開く」のように、直前の行動を決める
周囲への宣言 家族や同僚に、やる曜日だけ伝えておく

2つ以上を同時に変えると、どれが効いたのか分からなくなります。選び方に迷ったら、3つの問いで見つかった偏りに合うものを選びます。

問いで見つかったこと 変える条件
平日の夜に止まる 時間
教材を開くまでが長い 始める合図
同じ進み具合のあたりで止まる 1回の量
勉強していることを、人に知られていない 周囲への宣言

この対応は目安で、この記事での整理です。

始められた日だけ数える

選んだ条件で続ける間、ほかの条件は同時に変えません。

記録は、勉強を始められた日に印を付けるだけにします。できなかった日には何も書きません。時間や進んだ量も書かなくてかまいません。そのかわり週に1回、決めた曜日に「今週の予定の日数」と「実際に始められた日数」を、「2/4」のように数字だけで書きます。

数字の並び 考えられることと、次の一手
予定のほぼ全部ができている 変えた条件が合っています。そのまま続けます
半分前後が続いている 予定の日数が多すぎるかもしれません。できている日数に予定を合わせます
できない曜日が決まっている その曜日を予定から外します
0が続いている 条件の問題ではないかもしれません。次の章へ進みます

条件を変えても始められた日が増えない時は、その条件を元に戻し、別の条件を1つ選びます。

条件を変えても続かない理由が、一人でやっていて、止まっても誰も気づかないことなら、勉強が一人で続かないとき、週1回10分だけ進み具合を話す枠を作るで、頼む相手と曜日を決められます。

条件を変えても始められないとき

条件を3つ以上変えても始められない時は、置き方ではなく、学ぶ内容か目的のほうを選び直します。この分け方は、この記事での整理です。

今の状態 選ぶ道 最初の一手
取りたい資格は変わらず、条件を変えたら始められるようになった 学ぶ(資格)を続ける 合った条件を予定表に書く
何のために学ぶのかが、もう言えない 学ぶ内容を選び直す(転職の側の確かめ) 就きたい仕事の求人を1件開き、応募条件を書き写す
仕事の疲れや負担が強く、勉強を足す余力がない 今は勉強を止める(現状維持) 予定表から勉強の予定を外し、休むと決める

条件を変えたあとに、始められた日が減った時や、負担が増えた時は、元に戻します。疲れや仕事の負担が強い時期は、勉強の置き方より、休むことを先にします。

学ぶ内容を選び直す人は、求人の応募条件を書き写し、求められている条件から逆に決められます。

今日すること

今日することは1つです。いちばん最近、勉強が止まった日の曜日と時間帯を書き出し、3つの問いに答えて、変える条件を1つ選んでください。

よくある質問

Q. 何日続かなかったら、向いていないと判断すべきですか
A. 日数だけでは判断できません。条件を変えて何度か試し、それでも始められない場合に、内容や目的を選び直してください。

Q. 3つの問いに答えたら、すぐに条件を変えていいですか
A. かまいません。ただし、変えるのは1つだけにしてください。

この記事の前提

  • 3つの問いと5つの条件は、CareerPivotが整理した確認用の方法です。心理学的な診断ではありません。
  • 条件を2列に分ける書き方、始められた日の数え方、3つの道の分け方も、CareerPivotの整理です。