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子どものいる暮らし

帰ったらまず鞄を別の部屋に置く。意志ではなく、物の置き場所を1つ変えて7日試す

約4分で読めます

帰宅後にソファを通り過ぎ、鞄を別の部屋へ運ぶ動線

帰宅後にソファから動けなくなるときに、意志に頼らず、鞄やスマホ、教材の置き場所を1つだけ変えて7日間比べる方法です。

帰宅して鞄を置き、そのままソファに座ると、そこから立つのに力が要ります。意志に頼るかわりに、物の置き場所を1つ変えると、座るまでの流れが変わることがあります。帰宅後に勉強や転職の準備を始めたい人も、同じ考え方が使えます。例えば、帰ったらまず鞄を別の部屋に置きに行く、という決め方です。置き場所を1つだけ変えて、7日間、前と比べます。

この記事で渡すもの

  • 変えられる置き場所の例
  • 1つだけ変えて比べる手順
  • 続きにくい工夫の特徴
帰宅後にソファを通り過ぎ鞄を別室へ運ぶ人

始めるまでの手間は、物の置き場所で変わる

何かを始めるとき、その前に必要な動作が多いほど、始めにくくなります。本が棚にしまってあれば、棚まで行く、選ぶ、取り出す、という動作が先に必要になります。机の上に開いて置いてあれば、座って目を向けるだけで始められます。

反対に、やめたい行動は、手間を増やすと始めにくくなります。スマホが手の届く場所にあれば、考える前に手に取ってしまいます。別の部屋にあれば、取りに行くかどうかを一度考えることになります。

これは「合図を作る」方法とは少し違います。合図は、動き出すきっかけを作ります。置き場所の工夫は、動き出すまでの手間を増やしたり減らしたりします。

変えられる置き場所の例

変えるもの 例 ねらい
鞄の置き場所 帰宅したら、居間ではなく別の部屋に置きに行く 座る前に、1つ動作をはさむ
スマホの置き場所 帰宅後は、ソファのそばではなく玄関の棚や充電する場所に置く 手に取るまでの手間を増やす
教材や書類の置き場所 勉強の教材や、書きかけの職務経歴書を、しまわずに机の上に開いたまま置く 始めるまでの手間を減らす
着替えの置き場所 運動用の服を、目に入る場所にかけておく 始めるまでの手間を減らす

家族と暮らしていて物を出したままにしにくい場合は、自分の机や椅子の上だけ、というように範囲を決めてください。

1つだけ変えて、7日間比べる

変えるのは1つだけにします。置き場所を変えると、しばらくは落ち着きません。同時にいくつも変えると、その落ち着かなさが重なって、すべて元に戻したくなります。

変える前に、いまの状態を2〜3日記録しておきます。帰宅してから座るまでに何をしているか、座ってから次に立つまでどのくらいかかるか、といったおおよその様子で十分です。

そのうえで、置き場所を1つ変えて、7日間続けます。7日という期間は、平日と休日の両方を含み、最初の落ち着かなさが過ぎるまでの目安として置いたものです。

続かなかった工夫に共通すること

次のような工夫は、続かないことがあります。

  • 自分で解除できる利用制限をかける。解除の方法を覚えると、効かなくなりやすい
  • やることを書いた紙を貼る。しばらくすると、目に入らなくなりやすい
  • 苦手な時間帯に、まとめてやろうとする

これらは、毎回「やるぞ」と決めることを必要とします。置き場所を変える方法は、一度変えれば、そのあとは決める必要がありません。続くかどうかは人によりますが、迷ったら、決める回数が少ないほうを選んでください。

置き場所を変えても、始めようとしている行動が大きすぎると始まりません。「1冊読む」ではなく「1ページ読む」のように、最初の動作を小さくしておきます。

今日やること

変える置き場所を1つ決めます。迷ったら、帰宅後の鞄かスマホのどちらかにします。

7日間続けても帰宅後の流れが変わらないときは、置き場所ではなく、始めるきっかけや疲れが原因かもしれません。合図を作る方法を試すか、休むことを優先してください。置き場所を変える前に、帰宅後の時間が何に消えているかを知りたい人は、自分のスマホ時間を先に確かめる方法から始めてください。

よくある質問

家族がいて、物を出したままにできません

自分の机の上だけ、椅子の上だけ、というように範囲を決めてください。範囲が狭くても、しまってある状態よりは始めやすくなります。

決めた置き場所に置くのを忘れます

玄関など、帰宅して最初に目に入る場所に、小さなメモを貼ってください。慣れるまでの間だけで構いません。

この記事の前提

  • 置き場所の例と7日間の比べ方は、CareerPivotが整理した方法です。本文中の場面は説明用の例です。