元同僚への連絡が気まずく感じるのは、多くの場合、用件がはっきりしていないからです。聞きたいことが1つ決まっていれば、連絡は短い事務の連絡になります。この記事では、連絡する相手を3人選ぶ基準、最初の文面、聞いてよいことと聞かないこと、返信がないときの終わらせ方、聞けた話の使い道をまとめます。
読み終えたときに、少なくとも1通を送れる文面が手元にできている状態を目指します。送るかどうかは、そのあとで決めて構いません。

連絡する3人の選び方
候補は次の3つの枠から1人ずつ挙げます。同じ部署でなくてよく、役職も関係ありません。
| 枠 | 選ぶ理由 |
|---|---|
| 一緒に手を動かした人 | 共通の仕事の記憶があり、話のきっかけを作りやすい |
| 先に辞めて、別の場所で働いている人 | 外の職場の様子を実際に知っている |
| いまも名前をすぐ思い出せる人 | 関係が切れておらず、連絡する時の気の重さが小さい |
3人を挙げたら、最初に連絡する1人を選びます。基準は「最後のやり取りが悪い形で終わっていないこと」と「聞きたいことに、その人が答えられそうなこと」の2つです。どちらかが欠ける相手は後に回します。
3人挙がらなくても構いません。1人でも、次の章に進めます。
最初のメッセージの例
最初の連絡は、相手が30秒で読めて、返さなくても気まずくならない長さにします。入れるのは、名乗り、聞きたいこと1つ、返信は急がないことの3つです。
文面の例1(質問がある場合)
「ご無沙汰しています。○○で一緒だった△△です。いま□□の進め方を調べていて、以前××を担当されていたのを思い出しました。もしよければ、どんな点に気をつけていたか、ひとこと教えてもらえませんか。お忙しければ返信は気にしないでください。」
文面の例2(まず近況だけ)
「ご無沙汰しています。○○で一緒だった△△です。ふと思い出して連絡しました。お元気ですか。返信はお気遣いなく。」
長い近況報告や、連絡が空いたことへの長いお詫びは要りません。書き直しが止まらなくなったら、3文に削って一度置き、翌日に読み返してください。
聞くこと、聞かないこと
最初の連絡で転職の相談を持ちかけたり、紹介を頼んだりしないでください。相手に判断や責任を求める依頼は、関係が戻ってからにします。関係が戻ってから紹介を頼みたくなった人は、頼みを「聞くだけ」「見せてもらう」「紹介を頼む」に分ける頼み方の順番で進めてください。
| 聞いてよいこと | 聞かないこと・頼まないこと |
|---|---|
| 仕事の進め方、使っている方法 | 相手の会社の未公開の情報、顧客名、売上などの数字 |
| いまの職種の1日の流れ | 相手の給与額 |
| その分野を学ぶのに役立ったもの | 採用担当者への紹介や推薦 |
| 相手が話せる範囲での、働き方の感想 | 共通の知人の個人的な事情 |
自分の側も同じです。いまの勤務先の機密や顧客の情報は話さないでください。相手が以前いた会社の人であっても、退職後は社外の人として扱います。
返信がないときは追わない
送る前に、返信がなかった場合の扱いを決めておきます。決めておくと、待っている間に悩む時間が減ります。
- 送るのは1回だけにします。返信がなくても、催促や2通目は送りません
- 返信がない理由は確かめません。忙しい、通知に気づかない、連絡先を変えたなど、理由はいくらでもあります
- 2週間たって返信がなければ、その人への連絡は終わりにし、次の1人に移ります
- 送る時間帯は、深夜や早朝を避けます
返信が来た場合は、お礼を伝え、聞いたことを1つメモに残します。会って話す流れになったら、時間は相手の都合に合わせます。
今日やること
3つの枠に名前を書き、最初の1人に宛てた文面を完成させます。送るのは今日でなくても構いません。
まだ送れないときは、文面の例2(近況だけ)に切り替えます。それでも送れないなら、いまは連絡の時期ではないと判断し、社内の人や勉強会など別の経路を使ってください。
返信が来て話を聞けたら、聞いたことを1行でメモに残します。その1行は、次に何をするかを決める材料になります。外の職場の条件が今より合いそうだと思ったら、移る先に求める条件として書きます。自分に足りない知識の名前が出てきたら、学ぶものの候補として書きます。今の職場のほうが合っていると分かったら、それも残る理由の1行になります。
外の職場の話を聞いて、自分の経験がよそでも通じるのか気になった人は、毎週の作業を10個書いて、ほかの会社でも通じる分を数える方法で先に数えられます。
この記事の前提
- 3人の選び方と文面は、CareerPivotが整理した方法と説明用の例です。
- 守秘義務の範囲は、勤務先の就業規則や契約によって異なります。迷う場合は話さないほうを選んでください。