※この記事には広告(プロモーション)が含まれます。
「よく続くね」と言われた人へ
辞めたい理由は、すぐ3つ言える。
残っている理由は、1つも出てこない。
意志の問題と決めつける必要はありません。残った理由が、思い出しにくい形になっているのかもしれません。
この記事では、「辞めよう」と思った時期をメモ1枚の年表に並べて、その理由がいまも生きているかを確かめます。
読み終えたとき、次のどれかを、期限つきの一文で言えるようになります。
「来年3月の評価面談までは、ここに残る」
「今月から、転職先を比べ始める」
「家の更新が終わるまでに、資格を1つ取っておく」
「来期が始まるまでに、辞めることを上司に伝える」
残る理由が言えないのは、記憶の形のせい
辞める理由は、面接でも送別会でも聞かれます。何度も話すうちに、言葉になっていきます。
残る理由は、誰にも聞かれません。
しかも、自分で決めた感じのしない理由もあります。上司が替わった。担当が変わった。家の更新があった。起きた出来事のおかげで、動かずに済んだだけです。決めた感じのしないことは、記憶に残りにくいことがあります。
だから、気持ちを掘り下げても出てきません。
並べるのは、出来事のほうです。
メモ1枚の年表を書く
スマホのメモに、「辞めよう」と思った回数だけ行を作り、1行に3つだけ書きます。
いつ
「2年目の秋」くらいの大まかさで十分
何が起きたか
人・担当・お金・住まい・家の予定など、外で起きた事実を1つ
なぜ残ったか
その出来事で、なぜ辞めずに済んだのか
時期が思い出せないときは、賞与、年度の変わり目、引っ越しと結びつけると出てきます。「なんとなく」としか書けない行も、そのまま書いてください。空欄より手がかりになります。
書いた例(架空)
2年目の秋希望の担当に替わった → やりたい仕事ができるようになった
4年目の春信頼できる上司が来た → 相談できる人ができた
5年目の冬住まいの契約を更新した → 引っ越しと転職を同時にする余裕がなかった
「なぜ残ったか」に、いまの印をつける
書いた理由の1つずつに、いまの状況で印をつけます。
○いまも生きている 例)やりたい仕事は、今もできている
×もう消えた 例)相談できた上司は、去年異動した
?確かめないと分からない 例)住まいの次の更新はいつか
お金、住まい、家族の予定は、「残りたい理由」ではなく「動きにくい事情」のことがあります。見分け方は1つです。その事情がなくなっても、ここに残りたいか。残りたいなら理由、そうでなければ「事情」として別の行に書きます。
?の横には、確かめる方法を書きます。上司に来期の担当を聞く。契約書で更新月を見る。それで十分です。
印の結果で、次の1年の道を選ぶ
この分け方は、この記事での整理です。行が少ない人や、○と×が同じ数の人は、いちばん新しい行の印で選んでください。?があれば先に確かめます。
○が2つ以上残った人
期限をつけて、残る
「やりたい仕事ができているので、来年3月の評価面談までは残る」と書きます。期限をつけるのは、決めないまま年数だけが過ぎるのを防ぐためです。今日の一手は、○の理由が続くように、自分からできることを1つ書くことです。
×がほとんどだった人
今の会社にいながら、転職先を比べる
辞めるという意味ではありません。比べる材料を持つためです。×になった理由をそのまま、次の職場の条件にします。「相談できる人がいない」が×なら、「相談できる人がいる職場」が条件です。今日の一手は、その条件で求人を3件読むことです。
×がほとんどで、毎朝の出勤そのものがつらい人
辞めることも、選択肢に入れる
先に1つだけ。眠れない、食べられない、朝起きて出勤できない日が続いているなら、手続きより先に医療機関で相談してください。
次の職場を探す力が残っていないと感じるときは、辞めることも選択肢の1つです。ただし、辞める日や収入の見通しは、年表を見直してから決めてかまいません。残る道も、そのまま選べます。伝え方は、このあとの見出しにまとめました。
働き方の決まりで分からないことは、各地の労働局などにある総合労働相談コーナーで、無料で相談できます。
「事情」ばかりが埋まった人
事情が変わる日までに、資格で備える
住まいの更新や家の予定など、事情が変わる日を調べて年表の横に書きます。その日までに、外でも通じる知識を1つ身につけておきます。何を学ぶか迷ったら、気になる求人の応募条件に書かれた資格から1つ選びます。今日の一手は、その資格の名前を1つ書き写すことです。
?が多かった人
先に確かめます。確かめる行動を1つ決めて進め、分かった行から、もう一度○×をつけ直します。
辞めると決めた人が、自分で伝えるとき
伝える前に、会社の決まり(就業規則)で、何日前までに伝えることになっているかを確かめます。そのうえで、言うことは3つだけです。
1 時間だけ、先にもらう
「ご相談したいことがあります。10分ほどお時間をいただけますか」
2 最初の一文で、結論を言う
「○月末で退職したいと考えています。一身上の都合です」
3 引き止められたら、日付の話に戻す
「考えた上で決めました。退職日のご相談をさせてください」
年表の×を、全部話す必要はありません。
それでも自分から言い出せないときや、伝えても受け取ってもらえないときは、退職の連絡を代わりに伝えてもらう方法もあります。依頼すると費用がかかるので、先に料金と、何をしてもらえるかを確かめてください。
今日やること
今夜、スマホのメモに1行だけ
いちばん最近「辞めよう」と思った時期と、
そのとき起きたことを1つ。
その1行で、「なんとなく続けている」は、
「理由があって続けている」か
「理由が消えたまま続けている」かに、変わり始めます。
道が決まった人は、このすぐ下から次の一歩を選んでください。
転職をする … 転職と決めた人へ。いくつかの質問に答えると、相談先を1つ案内します。
退職の連絡を任せる … 辞めると決めたのに、自分から言い出せない人へ。依頼は有料です。
資格を取る … 資格で備えると決めた人へ。オンラインの資格講座のサイトへ移ります。受講は有料です。
残ると決めた人と、まだ確かめている人は、ボタンを押さなくてかまいません。